会議の質を上げる!gaoryuさんによるファシリテーション研修のレポーティング
この記事はファシリテーター Advent Calendar 2017 21日目の記事です。
今日は私が所属する組織で実施した、gaoryuさんによるファシリテーション研修のレポートを書きたいと思います。
研修を依頼した経緯
私の組織では会議に対する課題感があり、どう改善すればよいかをずっと悩んでいました。
- 会議にゴールやアジェンダがない - "とりあえず1時間!"な会議が設定されることがある - ファシリテーション文化が組織に根付いていない - etc
このような課題感をgaoryuさんに相談したところ、
「会議の質を上げるためのファシリテーション研修をやりましょう!」
と、快く引き受けてくださいました。(改めて感謝です…!神…!)
- 会議の質を上げる - メンバーのファシリテーション力を上げる - ファシリテーション文化を組織に根付かせる
上記を目的として、ファシリテーションをする機会の多いメンバーや会議に対して課題感を持っているメンバーを中心に社内研修を実施する運びとなりました。
講義内容
ファシリテーションの基本とは何か
ファシリテーションとは"今を捉えて、人に作用することを意識的に行うこと"である。
「今、あの人の発言少ないから話題を振ってみよう」という作用
「今、会議の本質からずれはじめているから話題を本質に戻してみよう」という作用
「今、緊張しているメンバーが多いからアイスブレイクをはさんでみよう」という作用
などなど。
なぜ会議にファシリテーターが必要か
会議は誰もが出来ることなので学ぶ機会が少ないため形式知になりづらい。つまり、会議には必ず暗黙知がある。それを共通の意識の上で実施できるようにするためにファシリテーターが必要である。
会議に影響・作用する要素
常に変化していく要素を認識し、その要素に対して"今を捉える"。ファシリテーターはそれらの要素に対して、様々なアクションで影響・作用させ、会議の質を上げる。
ワーク内容
講習後にワークショップを実施しました。事前に会議のテーマを2つ決めており、それぞれグループに分かれて実施しました。
- テーマ1: 惰性で取り組んでいるものを"すてる会議"
- テーマ2: 組織の未来について考える"あした会議"
上記の会議の構成を念頭に、各自どのフェーズを担当するかを決め、会議の準備から事後処理までどういったことが必要になるかを議論しました。研修の本質的な内容(学び)のネタバレになってしまうので深くは触れませんが、私達のグループは会議の準備の進め方について迷走してしまい、意見がまとまらずタイムアップとなってしまいました。
※ この研修を受けてみたい方は gaoryu さんにぜひお声がけください。「相談はいつでも受けてます!」とのことでした。
学び
今回の研修を通じて、私自身たくさんの学びがありました。
特に大きな気付きや学びとなったことを以下にまとめます。
常にファシリテーターとしての自覚を忘れないようにする
- 私は特に議論に集中しすぎてしまう傾向があるので気をつける。
会議ごとに振り返ることを意識する
- 何にフォーカスしてファシリテートできたかを考える癖をつける。
会議中のファシリテーションだけでは不十分であることを認識する
- 事前準備~事後処理まで考えて設計する。
ファシリテーターは会議に一人じゃなくてもよい
- リーダーシップをメンバー全員が持つことでよい組織になるように、ファシリテーションスキルは会議の参加者全員持っていたほうがよりよい会議になる。
会議=文化である
- ルールでガチガチにかためて会議を良くしようとしていたがそれだけでは足りず、文化まで昇華させる必要があると感じた。
- 例: 遅刻した人を責める、ではなく「みんなで行きましょう!」と会議に参加するメンバーに声がけする雰囲気にする、など。
これから
当初の目的に対して、この研修を通じて今後組織に対してどう還元していくかを最後にまとめ(宣言し)ます。
会議の質を上げる
- ファシリテーション研修の内容を全員にフィードバックする。
- まずは会議のグラウンドルールを用意し、"良い会議とはなにか"の共通認識をチームとしてもつ。